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Gmailを選択しなかった大学

今回は「東京薬科大学」「東京大学」を取り上げさせていただきました。

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最近、GmailGoogle Apps)導入のネタが多かったので、今回はその逆を紹介します。
(どれも ITmediaサイト より)


東京薬科大学」です。

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東京薬科大学はメールシステムを刷新し、10月より稼働させている。利用頻度が低かったメーラーを情報共有の基盤にするために同大学が考えたのは、「mixiのようなポータル機能をWebメールで実現すること」だった。
とのこと。


この大学では「Zimbraを採用し、学内で構築」を選択しました。
「Zimlet」というAPIを使うと、いろいろと便利になるようです。


※以前、本ブログでこの大学のZimbra導入を取り上げています。
  → Gmail?Yahoo!メール?いやZimbra?! (2008.10.24)


で、GmailGoogle Apps)を採用しなかった理由が載っています。以下抜粋。


東京薬科大学はパッケージ製品であるZimbraを使い、専用サーバをはじめとしたメールシステムを大学内に構築している。GoogleYahoo!Webメールも検討した上で、SaaSではなく学内でデータを管理する方法を選んだ。


データを外に預けるのではなく、大学側で責任を持って管理すると決めていた


同大学は高いレベルでの情報管理が必要とされる医療情報を扱っている。こうした情報を外部のサーバで管理した場合、サービス障害が起こると早急に対応できない。実際Google Appsで起こったサービス障害により、数時間にわたってメールサービスが利用できなくなることも起こっている。


「預けたデータの二次利用や流出の可能性もゼロではない」(森河氏)など、大学外にデータを預けて管理することへの不安は尽きない。医療情報に責任を持つために情報を学内で保有することが、情報管理の安全性を100%に近づけることにつながると考えた。



なるほど、なるほど。立派な考えだと思います。(皮肉ではありませんよ)
できたら、導入後の具体的な効果や学生の評判なども載せてほしかったです。


もう1つ。「東京大学」です。 

screenshot


東京大学情報基盤センターは、3万人が使うメールシステムを刷新した。メールサーバとWebメールの機能を統合したソリューションを使い、大学で情報システムを運用するシステムを構築した。
とのこと。


この大学では「MailSuite(DEEPMail)を採用し、学内で構築」を選択しました。
システム構成としては、
以前 「アプライアンス型メールサーバ25台を並列稼働させ、内蔵されたストレージにデータを保存していた
切替後 「「Expressサーバ」4台、「iStorage NV7400」1台
激減です。\(^o^)/


で、学内運用を選んだ理由や提言が載っています。以下抜粋。


日本大学立教大学など、ネットワーク経由でWebメールのシステムや機能を拡充する「クラウド型のサービス」を採用する大学が増えている。ディープソフトは「東京大学は、保有する個人情報を外部に預けることやサービス障害、電子メールの遅延などの不安から、具体的なクラウドサービスを検討していなかった」と話す。


ここ数カ月、Googleクラウド型サービスで障害が発生し、ユーザーがWebメールなどの機能を使えなくなっていた。企業が情報システムに何を求めるかによって、クラウド型サービスの採用の是非が分かれそうだ。



なるほど、なるほど。検討すらしなかったそうです。
クラウド型サービスの障害や遅延を挙げていますが、これは学内運用でも十分起き得ることなんですけどね。


東京大学は、その昔Gmailから拒否された過去があります。
  → @gmail.com宛メールの遅延について (東京大学情報基盤センターより)




東京薬科大学の事例で出てきた「mixi」。
時々自習室を回っていると、以前に比べ利用している学生は確実に減っています。
もう飽きちゃったのかな。


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